現在54歳。適応障害で休職しています。
34年間勤めてきた会社に、初めて「退職も考えている」と伝えました。
退職届を提出したわけではありません。
ただ、自分の中ではほぼ退職する方向に気持ちが固まっていました。
それでも、会社に伝えるまでには何度も迷いました。
そして、実際にメールを送ってみると、想像していなかった自分の気持ちにも気づきました。
今回は、会社に退職の考えを伝えた日のことを書いてみます。
退職したい。でも、なかなか伝えられなかった
私は34年間、同じ会社で働いてきました。
仕事そのものが嫌いになったわけではありません。
これまでの経験を生かすことも、人と関わることも好きでした。
ただ、長時間会社に拘束される働き方に、次第に負担を感じるようになりました。
そして、体調を崩して休職することになりました。
休職してからも、会社からは復帰を期待する言葉をいただいていました。
ありがたいことです。
でも、私の気持ちは少しずつ退職へ傾いていました。
以前と同じ働き方に戻る自分を、どうしても想像できなかったのです。
その一方で、会社から復帰を期待されながら、自分の本音を伝えていないことも気になっていました。
「まずは体調を整えてから考えよう」
何度もそう思いました。
でも、このまま何も伝えずにいるのも違う気がしました。
退職したい気持ちが強くなった理由については、以前の記事「会社から『戻ってきてほしい』と言われても、退職したい気持ちが強い理由」に書いています。
直属の役員にメールを送った
退職の考えを伝えた相手は、直属の役員です。
対面でも電話でもなく、メールを選びました。
直接話す方法もありましたが、まずは今の気持ちを整理して伝えたかったからです。
ただ、いきなり「退職します」と断言することはしませんでした。
伝えたのは、
「退職も考えている」
という言葉です。
送信するまでは、何度も迷いました。
「今日送ろうか」
「もう少し待った方がいいだろうか」
メールの送信ボタンを押すだけなのに、ずいぶん時間がかかりました。
でも、実際に送ってみると、意外なくらい気持ちがすっきりしました。
退職が決まったわけではありません。
それでも、ずっと自分の中にしまっていた気持ちを、ようやく会社に伝えられた。
そのことに、少し安心したのだと思います。
「結論を出す前に、一度話をしたい」
メールを送ると、会社から返事がありました。
「結論を出す前に、一度話をしたい」
ある程度、予想していた反応でした。
34年間勤めてきた会社です。
会社としても、一度は話をしたいと思うのは自然なことだと思います。
ただ、返事を読んだとき、少し意外な感情がありました。
すぐに「分かりました」と言われなかったことに、ホッとしたのです。
自分から退職を考えていると伝えたのに、おかしな話ですよね(笑)。
辞めたいと思っている。
でも、簡単に引き止められずに終わるのも、少し寂しい。
長く働いてきた会社だからこそ、まだ必要としてもらえていることが嬉しかったのかもしれません。
自分でも矛盾していると思いました。
でも、それがそのときの正直な気持ちでした。
「ゆっくり体調を整えてから話しましょう」
会社からは、さらにこんな言葉もいただきました。
「まだまだゆっくりと体調を整えてから話しましょう」
ありがたい言葉でした。
私は、
「もう少し落ち着いてからお願いします」
と返しました。
退職の考えを伝えたことで、すぐに結論を求められるのではないかと思っていました。
でも、会社は待ってくれると言ってくれました。
少し肩の荷が下りた気がしました。
今すぐ答えを出さなくてもいい。
まずは体調を整えながら、その後のことを考えればいい。
そう思うことができました。
退職したいのは、仕事が嫌いだからではない
会社に退職の考えを伝えて、改めて気づいたことがあります。
私は、仕事そのものを辞めたいわけではないのだと思います。
34年間働いてきた中で身につけた経験や知識を、これからも生かせる機会があれば嬉しい。
ただ、以前のように長い時間を会社に拘束される働き方には戻りたくありません。
例えば、週に3日程度。
働く時間も短くして、必要なときに仕事をする。
本社への出社を前提とせず、自分である程度時間を調整できる。
そんな働き方であれば、考える余地があります。
業務委託という方法も、一つの選択肢です。
もちろん、会社の事情もあります。
こちらの希望だけで決められる話ではありません。
今後の面談で、会社がどのように考えているのかも聞いてみたいと思っています。
伝えることと、退職を決めることは違った
今回、会社に退職の考えを伝えました。
でも、まだ退職する日も決まっていません。
会社との面談もこれからです。
それでも、以前とは少し違います。
それまでは、退職について一人で考えていました。
会社にどう伝えるか。
どんな反応があるのか。
引き止められたら、どう答えるのか。
そんなことばかり考えていました。
でも、実際に伝えてみると、会社の考えも少し分かりました。
そして、自分の気持ちも整理できたように思います。
退職するかどうかを最終的に決めたわけではありません。
ただ、自分の考えを会社に伝えることと、退職を正式に決めることは、別の話なのだと感じました。
すべての答えが出ていなくても、まず自分の気持ちを伝えることはできる。
私にとっては、それが大きな一歩でした。
34年間勤めた会社だからこそ、簡単には割り切れない
長く勤めてきた会社です。
感謝もあります。
お世話になった人もたくさんいます。
だから、退職を考えているとはいえ、簡単に気持ちを切り替えられるわけではありません。
今回の会社からの返事を見ても、決して冷たい対応ではありませんでした。
むしろ、私の体調を気遣ってくれていることが伝わってきました。
それだけに、少し複雑な気持ちもあります。
もし会社から「もう必要ありません」と言われていたら、もっと簡単に決断できたのかもしれません。
でも、そうではありませんでした。
必要としてもらえることは嬉しい。
それでも、以前と同じ働き方に戻りたいとは思えない。
この二つの気持ちは、今も自分の中にあります。
まとめ|送信ボタンを押しただけ。でも、大きな一歩だった
34年間勤めてきた会社に、初めて退職の考えを伝えました。
メールで送ったのは、たった一つの意思表示です。
それだけで、退職が決まったわけではありません。
これから会社と話し合う必要もあります。
それでも、送信ボタンを押す前と後では、気持ちが少し違いました。
辞めたいと思いながら、何も伝えずにいる。
その状態から、一歩だけ前に進めた気がします。
そして、会社からの返事を読んで、自分がまだ必要とされたいと思っていることにも気づきました。
退職したいのに、引き止められると嬉しい。
自分でも少し面倒な性格だと思います(笑)。
さて、これからどうなるのでしょうか。
まだ答えは出ていません。
ただ、次は会社ときちんと話をすることになりそうです。


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