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付き合いゴルフが嫌いだった私が、53歳でゴルフにハマった

付き合いゴルフが嫌いだった私が、53歳でゴルフにハマった様子を描いたアイキャッチ 登山・ゴルフ

私は53歳になるまで、ゴルフをやりませんでした。

会社員として長く働いていると、周囲にはゴルフをする人がたくさんいます。

そんな人たちから、私は何度もこんな言葉を聞いてきました。

「明日ゴルフだよ。行きたくねえな」

私はその言葉を聞くたびに、疑問に思っていました。

行きたくないのに、なぜ行かなければならないのだろう。

せっかく自分の時間なのに、やりたくないことを仕事上の付き合いでやらなければならないことに違和感がありました。

そのため、ゴルフには長い間距離を置いていました。

ただし、ゴルフという競技そのものには、以前から少し興味がありました。

今振り返ると、嫌いだったのはゴルフではなく、会社員の人間関係と結びついた「付き合いゴルフ」だったのだと思います。

ゴルフと仕事が結びつくことにも違和感があった

私が付き合いゴルフを好きになれなかった理由は、もう一つあります。

会社の中で、ゴルフと仕事上の人間関係が強く結びついているように感じる場面がありました。

また、上司と頻繁にゴルフへ行く人たちが出世していくように見えることもありました。

もちろん、本当にゴルフが仕事上の評価につながっていたのかは分かりません。

ただ、当時の私には、仕事以外の付き合いが評価に影響しているように感じられること自体に違和感がありました。

ゴルフを始めることによって、私も同じようにみられることが嫌でした。

私は昔から、

仕事は仕事の実力で評価されるべきだ

と考えていました。

どれだけ成果を出したのか。

どれだけ会社や部下、お客様に貢献したのか。

そうした仕事そのもので評価され、上に上がっていきたい。

ゴルフを通じて上司との距離を縮めることには、あまり興味を持てませんでした。

だからこそ、私の中ではますます、

「ゴルフはやらなくていい」

という気持ちが強くなっていったのだと思います。

それでも、ゴルフという競技には興味があった

ただ、不思議なことに、ゴルフという競技自体には少し興味がありました。

止まっているボールを打つだけなのに、思った場所にはなかなか飛ばない。

同じように振ったつもりでも、右へ行ったり、左へ行ったりする。

テレビなどで見ていても、

「これはかなり難しいスポーツなのだろうな」

とは思っていました。

それでも、自分から始めようとは思いませんでした。

私の中では、どうしても

ゴルフ=仕事の付き合い

というイメージの方が強かったからです。

同僚の「初めてゴルフに行く」がきっかけになった

そんな私が初めてゴルフへ行こうと思ったのは、53歳のときでした。

同じ部署の同僚が、

「今度、初めてゴルフをやる」

という話をしていました。

しかも、ほとんど経験がないのに、いきなりコースへ行くというのです。

それを聞いたとき、

これは、ちょっとチャンスかもしれない。

と思いました。

周りが上手な人ばかりの中に初心者として入るのは気が引けます。

しかし、一緒に行く人も初めてなら、私もやってみてもいいのではないか。

付き合いでもありません。

上司や取引先とのゴルフでもありません。

ただ同僚と一緒に、初めてゴルフをやってみる。

それなら面白そうだと思い、私も参加することにしました。

これが、私が53歳でゴルフを始めたきっかけでした。

やってみると、思っていた以上に難しかった

実際にゴルフをやってみると、想像していた以上に難しいスポーツでした。

もちろん、ボールを狙ったところへ飛ばす技術が必要です。

しかし、それだけではありません。

私は特に、精神面が結果に大きく影響することに面白さを感じました。

良いショットが続いて、

「今日はうまくいくかもしれない」

と思った瞬間にミスをする。

逆に、それまで全然うまくいかなかったのに、突然きれいなショットが出ることもあります。

ほんの少し気が緩む。

力が入る。

前のミスを引きずる。

一緒に回っている人との会話が気になる。

そんなちょっとしたことで、急にうまくいかなくなります。

技術だけではなく、気持ちの状態まで結果に出てしまう。

私はこの難しさが面白いと思いました。

付き合いゴルフを外から見ていたときには分からなかった、競技としてのゴルフの面白さでした。

50代から長く続けられるスポーツでもある

ゴルフを続けようと思った理由には、健康のこともあります。

50代になり、これから何か運動をするのであれば、できるだけ長く続けられるものがいいと思うようになりました。

ゴルフなら、自分の体力や技術に合わせて楽しめます。

60代、70代になっても続けることができます。

歩く機会も増えます。

そして何より、上達する余地があります。

53歳から始めても、昨日できなかったことができるようになる。

それが面白いのです。

始めて1年、平均スコアは125

ゴルフを始めて、まだ1年ほどです。

平均スコアは125。

ベストスコアは111です。

まだまだ初心者です。

ドライバーが大きく曲がることもあります。

バンカーからなかなか出られないこともあります。

練習場では打てていたのに、コースに出るとまったく同じように打てないこともあります。

それでも、たまに自分でも驚くような良いショットが出ます。

すると、

「もう少しうまくなりたい」

と思います。

まずはベストスコア111を更新すること。

そして、いつか100を切ること。

それが今の目標です。

たまたま手に入ったゴルフセットを息子へ

私がゴルフを始めてしばらくした頃、会社でこんな話がありました。

「もう使わないゴルフセットがあるんだけど、誰か欲しい人いない?」

私はそれを聞いて、すぐに息子へ連絡しました。

「ゴルフセットをもらえるみたいだけど、どうする?」

すると息子は、

「もらう」

と言いました。

そこで、そのゴルフセットを息子に譲ることにしました。

私がゴルフを始めていなければ、おそらく息子に連絡することもなかったと思います。

たまたま会社の人がゴルフセットを手放す。

たまたま私がゴルフを始めていた。

その二つが重なって、息子もゴルフを始めることになりました。

息子は私よりドライバーが飛ぶ

息子はまだゴルフを始めたばかりで、コースに出たのは2回です。

ただ、若いだけあって、ドライバーは私より飛びます。

私としては少し悔しいところです。

もちろん、ゴルフは飛距離だけで決まるスポーツではありません。

息子より私の方がうまくいく場面もあります。

それでも、息子がドライバーで私より遠くまで飛ばすと、

「若さにはかなわないな」

と思います。

一方で、息子も思ったように打てなければ悔しがり、良いショットが出れば喜びます。

最近では、少しずつゴルフにはまってきているようにも見えます。

大人になった息子と朝から夕方まで一緒に過ごす機会は、それほど多くありません。

ゴルフなら、移動中にも話せます。

ラウンド中にも話せます。

昼食も一緒です。

普段ならわざわざ話さないようなことも、自然に話せます。

私が53歳でゴルフを始めなければ、こうした時間もなかったかもしれません。

嫌いだったのは、ゴルフではなく「やらされるゴルフ」だった

53歳で実際に始めてみて、ようやく分かりました。

私はゴルフが嫌いだったわけではありません。

嫌だったのは、

  • 行きたくないのに行かなければならないゴルフ
  • 上司や取引先に気を遣うゴルフ
  • 仕事上の人間関係をつくるためのゴルフ
  • ゴルフと仕事上の評価が結びついているように見える環境

だったのだと思います。

こうしたゴルフを、今でもやりたいとは思いません。

でも、自分がやりたいからやるゴルフは違いました。

技術だけではなく、精神面も試される。

少しずつ上達する。

気を遣わない人と楽しめる。

そして今では、息子とも一緒にできる。

同じゴルフでも、私にとってはまったく別のものでした。

53歳からでも、始めてみなければ分からなかった

もし私が、

「ゴルフをする人たちの世界が嫌いだから、自分もやらない」

と決めつけたままだったら、ゴルフそのものの面白さを知らないままだったと思います。

もっと早く始めればよかった、とまでは思いません。

53歳だったからこそ、仕事の付き合いではなく、純粋に自分の趣味として始められたのかもしれません。

仕事は、仕事の実力で評価されたい。

休日に何をするかは、自分で決めたい。

その考えは今も変わっていません。

だから私は、付き合いのためではなく、自分が楽しむためにゴルフを続けます。

平均スコア125。

ベスト111。

息子にはドライバーの飛距離で負けています。

それでも、次のラウンドが楽しみです。

「明日ゴルフ、行きたくねえな」

という言葉を聞いて、ずっとゴルフを避けていた私が、

今では自分からゴルフへ行きたいと思っています。

53歳から始めても、決して遅くありませんでした。

むしろゴルフを始めたことをきっかけに、年齢を理由に新しいことを諦める必要はないと思うようになりました。

その後もゴルフは続けていて、最近は息子と一緒にラウンドしました。

スコアは128でしたが、数字以上に楽しい一日になりました。

詳しくは「50代から始めたゴルフ。息子と回ったスコア128の一日」に書いています。

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