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50歳から資産形成は遅い?金融資産300万円から始めた私が実際にやったこと

50歳から資産形成を始め、金融資産300万円から5,600万円まで増えた過程を表したイメージ 資産運用

50歳を過ぎてから資産形成について考え始めると、

「今から始めても遅いのではないか」

と思う人もいるのではないでしょうか。

私自身、本格的に資産形成を始めたのは50歳になってからでした。

50歳の頃の金融資産は約300万円。

現在54歳で、金融資産は約5,700万円あります。

ただし、300万円を投資だけで5,700万円にしたわけではありません。

収入の増加、マンション売却資金、相場上昇などが重なった結果です。

投資だけで約19倍に増やした、という話ではありません。

今回は、50歳で金融資産約300万円だった私が、54歳までに実際に変えた「投資・現金・家計管理・住宅」の4つを振り返ります。

50歳から54歳までにやったこと

まずは、大まかな流れです。

年齢やったこと
50歳頃旧NISAで毎月3万3,000円の積立投資を開始
50歳頃財形貯蓄を解約し、特定口座でも投資を開始
50〜51歳頃現金を持つ方針へ変更。生活用200万円を確保し、相場下落時の追加投資ルールも設定
2024年新NISA開始。投資先をオルカン一本にする
52歳頃マネーフォワードMEで家計管理を開始
52歳頃つみたて投資枠10万円+成長投資枠20万円を毎月積立
52歳頃余剰資金は特定口座でもオルカンを追加購入
53歳頃成長投資枠240万円を年初一括へ変更
53歳頃新居をフルローンで購入。旧居の売却資金の多くをオルカンへ投資
54歳金融資産約5,700万円

最初から明確なルールがあったわけではありません。

やりながら考え、自分に合う形へ少しずつ変えてきました。

若い頃は、貯めながら使っていた

新入社員の頃から、給与天引きで財形貯蓄をしていました。

今でいう、

「先取り貯金」

です。

ただし、財形以外の給料はほぼ毎月使っていました。

節約を意識していたわけでもなく、残ったお金を貯めるという感覚もありませんでした。

若い頃はパチンコにもハマっていて、休みの日には開店から閉店まで店にいることもありました。

20代ではデイトレやFXにも手を出しました。

今振り返ると、

「短期間でお金を増やしたい」

という気持ちが強かったのだと思います。

当時は個別株でも約100万円を失い、それから50歳まで長い間、投資から離れていました。

→ 関連記事:20代で100万円を失い、50歳まで投資から離れていた

20代に仕事をしながらデイトレとFXをしていた頃のイメージ

50歳の金融資産は約300万円だった

財形貯蓄は続けていましたが、車や子育てなどで必要になるたびに一部を取り崩していました。

その結果、50歳頃の金融資産は約300万円。

会社員生活もかなり長くなっていたので、

「これだけ働いてきて、金融資産は300万円か」

という感覚はありました。

ただ、それまでの私は「どうやって資産を増やすか」を真剣に考えてこなかったのだと思います。

50歳で旧NISAを始めた

本格的に資産形成を考えるきっかけになったのが旧NISAです。

毎月3万3,000円の積立投資を始めました。

20代では短期売買で失敗しました。

そこで今度は、

短期間で売買するのではなく、長く持ってみよう。

そう考えました。

積み立てを続けることで、

時間をかけて資産を育てる

という感覚を初めて持てるようになりました。

これが、私の投資に対する考え方を変えるきっかけでした。

財形を解約し、特定口座でも投資を始めた

旧NISAを続けるうちに、

「財形に置いているお金も、長く使わないなら運用した方がいいのではないか」

と考えるようになりました。

そこで、長年続けてきた財形貯蓄を解約。

その資金を特定口座でも運用するようにしました。

それまでの、

「お金は貯めておくもの」

から、

「使わないお金は運用する」

へ考え方が変わっていきました。

最初は、ほとんど現金を持っていなかった

投資を始めた頃は、

現金を持っているのはもったいない

と思っていました。

余剰資金があれば、できるだけ投資する。

その結果、ほとんど現金を持っていませんでした。

ところが、相場が下落したとき、

「安くなったから追加で買いたい」

と思っても、

買う現金がありません。

ここで初めて、現金にも役割があることに気づきました。

生活用200万円+運用資産の10%を現金にした

そこで、お金を二つに分けました。

生活費用として現金200万円。

それとは別に、運用資産全体の10%程度を追加投資用の現金として残す。

これを自分のルールにしました。

生活用の200万円は、相場が下がっても基本的に投資には使いません。

投資用の現金10%は、下落時の追加投資に使います。

ただし、これは資産形成中の頃に決めたルールです。

現在は55歳での退職を考えているため、生活防衛資金として現金をもっと厚く持つ方向に変えています。

退職前に現金を増やそうと考えている理由については、「オルカン中心の運用でも、退職前に現金を増やすことにした理由」で詳しく書いています。

もちろん、現金を残さず最初から投資した方が合理的という考え方もあります。

それでも私の場合は、

現金があることで、暴落時にも落ち着いていられる

というメリットの方が大きく感じました。

下落時の追加投資ルールを作った

投資用の現金を持つようになってからは、追加投資のルールも決めました。

相場が直近の高値から10%程度下落したら10万円、20%程度下落したら20万円。

実際に相場が下落したときも、このルールに沿って追加投資しました。

下がってから考えると迷います。

もっと下がるかもしれない。

もう少し待った方がいいかもしれない。

だから私は、

下がる前にルールを決めておく

ようにしました。

20代は感覚で売買。

50代はルールで動く。

ここも大きく変わったところです。

52歳頃から家計管理を始めた

資産形成を始めた当初は、節約をほとんど意識していませんでした。

ところが、資産が増えていくと、だんだん楽しくなってきました。

「もう少し投資に回せるお金を増やせないか」

そう考えるようになり、52歳頃からマネーフォワードMEで家計管理を始めました。

それまで私は、毎月いくら使っているのかを細かく把握していませんでした。

家計を見える化すると、

「この支出は本当に必要か」

と考えるようになります。

私の場合は、

節約してから投資を始めたのではありません。

投資を始めて、資産が増えるのが楽しくなり、その結果として無駄遣いを減らすようになりました。

新NISAからはオルカン一本にした

2024年に新NISAが始まりました。

このタイミングで、投資先をオルカン一本にしました。

理由は単純です。

私にとって一番大切だったのは、本業でした。

個別株を調べたり、企業分析をしたり、毎日株価を追ったり。

そこに多くの時間を使うつもりはありませんでした。

でも、できるだけ広く分散したい。

そう考えたとき、

仕事をしながら、時間をかけずに世界中へ分散投資するなら、オルカンが自分には一番合っている。

そう思いました。

それ以降、新NISAでも特定口座でも、買っているのはオルカンだけです。

最初は毎月30万円、翌年から年初一括へ

新NISA初年度は、

つみたて投資枠に毎月10万円。

成長投資枠に毎月20万円。

合計30万円を毎月積み立てました。

翌年からは、特定口座の資金も活用して、

成長投資枠240万円を年初に一括投資

する形へ変更。

つみたて投資枠は毎月積み立て、余剰資金ができれば特定口座でもオルカンを追加購入しました。

年初一括には、直後に下落するリスクもあります。

それでも私は長期で運用するつもりだったので、

使える資金があるなら、早めに市場へ置く

という考えを選びました。

53歳頃、フルローンで住み替えた

53歳頃、マンションを住み替えました。

このとき、旧居の売却資金を新居の頭金に入れるつもりは、最初からありませんでした。

考えていたのは、

新居はフルローンで購入し、旧居の売却資金はオルカンへ投資する。

という方法です。

私は、住宅ローン金利と運用期間を考え、売却資金を頭金に入れず、長期で運用する方法を選びました。

実は、これも住み替えを決めた理由の一つでした。

もちろん、リスクはあります。

オルカンの運用益が住宅ローン金利を上回る保証はありません。

相場が大きく下落することもあります。

住宅ローン金利が上がる可能性もあります。

現在は住宅ローンが7,000万円以上残っています。

54歳で住宅ローン7,000万円超。

数字だけ見ると、なかなかです(笑)。

住宅ローン7,000万円超を抱えながら55歳退職を考えている現在の状況については、「住宅ローン7,000万円超、完済80歳。それでも55歳で退職を考えている」で詳しく書いています。

旧居を売却し、その資金を新居の頭金ではなくオルカンへ投資した経緯については、こちらの記事に詳しく書いています。

→ 関連記事:20年以上住んだマンションを売却|賃貸にせず、売却資金をオルカンへ投資した理由

50歳から資産形成を始めるのは遅いのか

もっと早く長期投資を始めていればよかった。

これは今でも思います。

20代や30代から始めていれば、運用できる期間はもっと長かったでしょう。

その意味では、若いうちから始められるなら、その方が有利です。

ただ、過去には戻れません。

私が本格的に資産形成を始めたのは50歳。

金融資産は約300万円でした。

そこから、

お金の置き場所を変え、

現金の持ち方を変え、

家計管理を始め、

投資のルールも作りました。

20代の頃は、

「どうすれば短期間で増やせるか」

を考えていました。

50歳からは、

「どうすれば長く続けられるか」

を考えるようになりました。

私は、

「50歳からでも遅くない」

と簡単に言い切るつもりはありません。

収入も違えば、支出も違います。

住宅ローンや家族構成も違います。

ただ、

50歳からでも、できることはかなりある。

これは自分の経験から感じています。

おわりに

振り返ってみると、5,700万円まで増えた理由は一つではありません。

毎月の積立、余剰資金の投資、家計管理、収入の増加、旧居の売却資金、そして相場上昇。

こうした要因が重なった結果です。

一番変わったのは、余ったお金を貯めるのではなく、先にお金の置き場所を決めるようになったことです。

最初から節約家だったわけでも、投資に詳しかったわけでもありません。

若い頃はパチンコにハマり、デイトレやFXにも手を出しました。

それでも50歳から、お金との付き合い方を変えることはできました。

「50歳からでは遅いかな」

そう思う人もいるかもしれません。

過去の時間は取り戻せません。

でも、これから入ってくるお金を、どう使い、どこに置くかは変えられます。

私の資産形成は、金融資産約300万円だった50歳から本格的に始まりました。

もっと早く始めていればよかったとは思います。

それでも、50歳から変えたことはたくさんありました。

そして54歳の今も、まだ途中です。

資産運用

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