私は現在54歳。会社を休職中で、当初は55歳での退職を考えていました。
しかし、今は55歳を待たずに退職することも考えています。
34年間、会社員として働いてきました。
仕事そのものが嫌いだったわけではありません。
むしろ、仕事は好きな方だったと思います。
人と話すことも、問題を解決することも、自分の経験を誰かの役に立てることも好きです。
それなのに、なぜ退職を考えているのか。
理由は単純です。
これからの人生は、会社の時間ではなく、自分の時間を中心に生活したいからです。
では、会社を辞めたあと、まったく働かない生活をしたいのか。
実は、そういうわけでもありません。
今回は、34年間勤めた会社を辞めたあと、私がどんな働き方をしたいと考えているのかを書いてみます。
もう週5日、決まった時間に働きたくない
これまでの会社員生活では、毎日決まった時間に出勤し、決まった時間まで働いてきました。
朝起きて、会社に行く。
仕事を終えて帰宅し、食事を作る。
そして寝る。
翌日も同じことの繰り返しです。
もちろん、それが悪いとは思いません。
規則正しい生活が好きな人もいるでしょうし、会社に行くことが楽しい人もいると思います。
ただ、私は54歳になって考えるようになりました。
「この生活を、あと何年続けるのだろう」
会社員として働くことが当たり前だと思っていました。
でも、本当に当たり前なのでしょうか。
以前、仕事で「常識を疑え」と教えられたことがあります。
今、私は自分の働き方について、その常識を疑っています。
その結果、もう少し自由な働き方があってもいいのではないかと思うようになりました。
こうした思いが強くなり、私は55歳を待たずに退職することも考え始めました。
そのときの気持ちは、こちらの記事に書いています。
→ もう55歳まで持たないかもしれない|54歳、55歳退職を前倒しで考え始めた
理想は週3日以内、1日5時間以内
退職後、どんな働き方をしたいのか。
今のところ、理想は次のようなものです。
- 働くのは週3日以内
- 1日の労働時間は5時間以内
- 働く時間や曜日はできるだけ自分で決めたい
- 毎日本社に出勤する働き方は避けたい
- これまでの経験を生かせる仕事がしたい
こうして書いてみると、ずいぶん都合のいい条件だと思います(笑)。
そんな働き方が簡単に見つかるとは思っていません。
仕事をする以上、相手の都合もあります。
自分の希望だけが通るわけではありません。
ただ、今までのように会社を中心に生活するのではなく、自分の生活に合わせて働く。
そんな働き方に変えていきたいと思っています。
条件に合う仕事がなければ、無理に働く必要もない。
今はそう考えています。
正社員ではなく、業務委託という働き方も考えている
今の会社で34年間働いてきました。
その間に身につけた知識や経験もあります。
退職したからといって、それらをすべて使わなくなるのは、少しもったいない気もしています。
そこで考えているのが、今の会社に業務委託という働き方を相談してみることです。
例えば、これまでの経験を生かして店舗を訪問する。
現場で困っていることがあれば、一緒に解決策を考える。
若い社員に自分の経験を伝えることもできるかもしれません。
毎日本社に出勤するのではなく、必要なときに現場を訪問する。
そんな仕事なら、退職後も続けてみたいと思っています。
ただし、私の会社では、これまでにそのような働き方をした前例がありません。
まだ具体的な提案もしていません。
実は先日、会社には退職も考えていることを伝えました。
会社からは、結論を出す前に一度面談をしたいという返事をもらっています。
今後の話し合いでは、退職するかどうかだけでなく、これまでの経験を生かした新しい働き方についても相談できればと思っています。
実現するかどうかは、これからの会社との話し合い次第です。
当然、会社にとってもメリットがなければ成立しません。
それでも、前例がないからといって、最初から諦める必要はないと思っています。
まずは相談してみる。
難しければ、別の働き方を考えればいい。
ただ、一つ気をつけたいことがあります。
業務委託だからといって、必ずしも自由に働けるわけではないということです。
契約内容によっては、会社員時代と同じように時間を拘束されるかもしれません。
収入が不安定になったり、仕事を断りにくくなったりする可能性もあります。
それでは、何のために退職したのかわからなくなってしまいます。
私が求めているのは、業務委託という契約そのものではありません。
自分の時間を自由に使える働き方です。
そこだけは忘れないようにしたいと思っています。
年収1,000万円を超える生活には戻らなくてもいい
現在の年収は約1,100万円です。
一般的に見れば、高い収入だと思います。
その収入を手放して退職することに、不安がないわけではありません。
住宅ローンも7,000万円以上残っています。
毎月の返済だけでも約23万円です。
生活費も決して少なくありません。
住宅ローンがこれだけ残っているのに、なぜ退職を考えているのか。
住宅ローンと退職についての考えは、こちらの記事にまとめています。
→ 住宅ローン7,000万円超、完済80歳。それでも55歳で退職を考えている
退職後のお金については、何度も計算してきました。
その中で、少しずつ考え方が変わってきました。
もう、年収1,000万円を稼ぐことを目標にしなくてもいいのではないか。
今まで働いてきたおかげで、ある程度の金融資産を作ることができました。
50歳から本格的に投資を始め、現在はオルカンを中心に運用しています。
退職後は、生活費に足りない分だけ投資信託を取り崩すつもりです。
もちろん、相場が大きく下がったときに備えて、現金も増やしておきたいと考えています。
ただし、これは資産があるから何も心配しなくていいという話ではありません。
住宅ローンは残っていますし、退職後の税金や社会保険料も負担になります。
何より、投資信託は毎年安定して増えるわけではありません。
もし退職直後に株価が大きく下がり、仕事の収入もなかったらどうするのか。
そうした状況も考えておく必要があります。
だからこそ、生活費の見直しや現金の確保は、退職前に進めておきたいと思っています。
現在考えている生活費は、住宅ローンを含めて月45万円ほどです。
年間にすると540万円。
決して少ない金額ではありません。
退職後に働かなければ、この生活費を資産から賄う必要があります。
だからこそ、退職後も少し働いて収入を得られれば、資産の取り崩しを減らすことができます。
ただし、生活費を稼ぐために再び長時間働くようになっては本末転倒です。
どこまで働くのか。その線引きは、自分で決めたいと思っています。
もちろん、資産の取り崩しだけで一生生活できると決まったわけではありません。
退職後の支出や資産の減り方を確認しながら、必要であれば働き方を見直すつもりです。
自由に生きるためにも、お金の管理だけは続けていきたいと思っています。
仕事を辞めたいのではなく、拘束される時間を減らしたい
私は、仕事は本来楽しいものだと思っています。
難しい問題を解決できたとき。
誰かの役に立てたとき。
自分の考えが形になったとき。
そんなときには、仕事をしていてよかったと思いました。
だから、退職後も仕事を通じて誰かの役に立てるのであれば、それは嬉しいことです。
ただ、仕事が楽しいことと、長時間働き続けたいことは別です。
34年間働いてきて、今はそう感じています。
仕事で得られる達成感も大切です。
でも、平日に山に登ったり、家でゆっくり過ごしたり、ブログを書いたりする時間も大切にしたい。
今までは、仕事の予定を先に入れて、空いた時間に自分の予定を入れてきました。
これからは、その順番を逆にしてみたいのです。
仕事をするために生活するのではなく、生活を楽しむために必要な分だけ働く。
そんな生き方ができればと思っています。
何もしない生活にも、少し不安がある
一方で、会社を辞めて毎日自由になったら、本当に楽しいのだろうかという不安もあります。
最初のうちは、きっと楽しいと思います。
平日に出かけたり、山に登ったり、好きなことをしたり。
でも、それが毎日続いたらどうなるのでしょう。
人と関わる機会が減って、退屈になるかもしれません。
仕事を通じて得られる達成感が恋しくなるかもしれません。
34年間も会社員を続けてきたので、仕事のない生活が自分に合うのか、まだわかりません。
実際、今は休職しているので、会社に行かない生活を経験しています。
朝起きて、散歩をする。
家事をしたり、ブログを書いたり、Xに投稿したり。
会社に行かなくても、意外とやることはあります。
今のところ、毎日が退屈ということはありません。
ただ、休職中と退職後では気持ちも違うでしょう。
この生活が何年も続いたらどう感じるのか。
それは、実際に経験してみないとわからないと思っています。
だからこそ、完全に仕事を辞めることにはこだわっていません。
働きたくなったら働く。
働きたくないときは休む。
そんな選択ができる状態を目指したいのです。
もちろん、実際には相手の都合もあるので、好きなときだけ働けるほど簡単ではないでしょう。
それでも、働くか働かないかを自分で選べることには、大きな価値があると思っています。
これからの人生は、お金より時間を大切にしたい
私は54歳です。
仮に80歳まで生きるとしたら、残り26年。
もちろん、何歳まで生きるかは誰にもわかりません。
そして、健康で自由に動ける時間は、もっと短いかもしれません。
若い頃は、仕事を頑張って収入を増やしたいという気持ちがありました。
収入が増えれば、欲しいものも増える。
生活水準も少しずつ上がっていきました。
資産形成について真剣に考えるようになったのは、50歳を過ぎてからです。
もっと早く投資を始めていればよかったという後悔もあります。
それでも、今こうして退職という選択肢を考えられるのは、50歳から資産形成に取り組んだおかげでもあります。
ただ、これからも資産を増やすことを最優先にしたいかと聞かれれば、答えは違います。
資産が増えることは嬉しいです。
でも、そのために自由な時間を失うのは、もう違う気がしています。
お金は、これからの人生を楽しむために使いたい。
そして、できるだけ元気なうちに使いたい。
これからは、いくら貯めるかより、今あるお金と時間をどう使うかを考えていきたいと思っています。
退職後の働き方は、まだ決まっていない
ここまで理想を書いてきましたが、実際にどんな仕事をするのかは、まだ決まっていません。
今の会社と業務委託という形で関わるのか。
まったく違う仕事に挑戦するのか。
あるいは、しばらく働かずに生活してみるのか。
選択肢はいくつかあります。
以前は、55歳で退職する場合、退職金を含めて資産7,100万円を想定していても、決断できませんでした。
その頃の気持ちは、こちらの記事に書いています。
今も不安がなくなったわけではありません。
むしろ、退職が現実に近づくほど、考えることは増えています。
それでも、一つだけはっきりしていることがあります。
次の仕事を見つけるために、今の会社を辞めるわけではありません。
まずは仕事のない生活を経験してみたい。
そのうえで、また働きたいと思えば働けばいい。
もちろん、経済的に無理のない範囲での話です。
これまで34年間、私は仕事に生活を合わせてきました。
これからは、生活に仕事を合わせたい。
週3日働くのか、週1日働くのか、それとも働かないのか。
まだ答えは出ていません。
ただ、一つだけ決めていることがあります。
もう、年収や肩書きを追いかけるために、自分の時間を犠牲にする働き方には戻りたくありません。
仕事を辞めることが目的ではありません。
働くことも、働かないことも、自分で選べる人生にしたい。
54歳の今、そう考えています。


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