私は今、会社を辞めるか、それとも戻るかを考えています。
今のところ、気持ちはかなり退職する方向に傾いています。
それでも、ときどき考えます。
このまま退職して、本当に後悔しないのか。
辞めたあとに、
「もう少し働いてもよかった」
と思うかもしれません。
逆に会社へ戻れば、
「あのとき辞めておけばよかった」
と思うかもしれません。
考えているだけでは同じところをぐるぐる回ってしまうので、会社に戻る理由と辞める理由を、一度書き出してみることにしました。
会社に戻る理由
私は、仕事そのものが嫌いなわけではありません。
長く働いてきた中で、仕事が面白いと思えた時期もありました。
自分なりに考えて仕事を進め、それがうまくいったときには達成感もありました。
長く続けてきた仕事ですから、簡単に気持ちを切り替えられるわけでもありません。
そして先日、会社から「戻ってきてほしい」という連絡をいただきました。
そう言ってもらえると、
「このまま辞めてしまっていいのだろうか」
という気持ちにもなります。
もう一つ大きいのは、収入の安心です。
会社員でいれば、毎月給与が入ってきます。
退職すれば、その収入はなくなります。
これまで退職後の生活費や資産について何度も計算してきました。
資産面で本当に退職できるのかについては、「資産7,100万円あっても、退職を決めきれない」でも整理しています。
計算上は大丈夫そうだと思っていても、実際に給与のない生活を始めるのは別の話です。
経済的な安心だけを考えるなら、会社に戻る方がいい。
そこは自分でも分かっています。
それでも退職したい理由
戻る理由はあります。
それでも今は、退職したい気持ちの方が強いです。
理由は、仕事が嫌だからというだけではありません。
残っている時間を、これまでとは違う使い方で過ごしてみたい。
その気持ちが強くなっているからです。
会社員として働いていると、どうしても一日の中心は仕事になります。
平日は仕事に合わせて生活し、休日が終わればまた仕事が始まる。
長い間、それを当たり前のこととして続けてきました。
でも50代になって、
「この先も同じ生活を続けたいのだろうか」
と考えるようになりました。
そして今は、会社へ戻ることで、また以前と同じような状態になってしまわないかという不安もあります。
無理をして戻ることが、本当に良い選択なのか。
そこも考えています。
働きながらでもできる。それでも欲しいのは自由な時間
退職したら旅行をしたい。
登山もしたい。
ブログも続けたい。
そう書くと、
「そんなことは会社員を続けながらでもできるのではないか」
と思う人もいるでしょう。
その通りだと思います。
旅行も登山もブログも、働きながらできます。
だから、それ自体が会社を辞める理由ではありません。
私が欲しいのは、
何かをするための時間ではなく、自分で使い方を決められる時間です。
明日は天気が良さそうだから出かけよう。
今日はブログを書こう。
今日は何もしないで過ごそう。
そんなことを、その日の気分や状況に合わせて決められる生活を、一度してみたいと思っています。
退職か復職か。その間の選択肢もある
もちろん、選択肢は「退職するか、今まで通り戻るか」の二つだけではありません。
働き方を変える。
勤務時間を減らす。
これまでとは違う形で会社と関わる。
そうした選択肢もあると思います。
ただ、それができるかどうかと、自分が本当にそれを望んでいるかは別の話です。
条件を変えれば働き続けられるとしても、
「それでも会社員として働き続けたいのか」
という問いは残ります。
今の私は、働き方を変えること以上に、一度会社員という生活から離れてみたい気持ちが強くなっています。
一度辞めれば、今と同じ環境には戻れない
退職後の仕事についても、楽観的には考えていません。
この年齢で会社を辞めて、
「必要になったら、また同じような仕事をすればいい」
とは思っていません。
長く勤めた会社を辞めれば、今の立場も収入もなくなります。
今と同じ条件で働くことは、現実的には難しいでしょう。
もし退職後に働きたくなったとしても、今とはまったく違う働き方になる可能性があります。
それでも構わないと思っています。
たくさん稼ぎたいわけではありません。
必要になったら、できる範囲で働く。
今はそのくらいに考えています。
退職後の働き方については、「退職後はもう働かないつもりだった。でも、少し働くのも悪くないと思い始めた」でも、今の考えを書いています。
一度会社を離れれば、今と同じ環境には簡単には戻れない。
そのことも承知したうえで決める必要があります。
戻る理由は「今あるもの」、辞める理由は「これから」
こうして書き出してみると、会社に戻る理由と辞める理由には違いがありました。
会社に戻る理由として浮かぶのは、安定した収入や、これまで続けてきた仕事や、人とのつながりです。
どちらかというと、
今あるものを失いたくないという気持ち
が大きいように感じます。
一方で、辞める理由を考えると、
これから自分の時間をどう使いたいのか。
これからどんな生活をしてみたいのか。
そんなことを考えています。
もちろん、今あるものを大切にして働き続けるのも、十分に良い選択だと思います。
ただ今の私は、「失いたくない」という気持ちよりも、
「これからをどう過ごしたいのか」
を考えることの方が増えています。
会社への感謝と、自分の人生は分けて考えたい
今回、会社から連絡をいただいたことで、改めて考えました。
これまで会社には、本当にお世話になりました。
長く働かせてもらい、いろいろな経験もさせてもらいました。
だからこそ、必要としてもらっているのに辞めることに対して、申し訳なさのような気持ちもあります。
ただ、
お世話になったことと、自分がこれからどう生きるのかは、分けて考えた方がいい。
今はそう思っています。
お世話になったから残る。
引き留めてもらったから戻る。
それで数年後に、
「本当はあのとき辞めたかった」
と思うことになれば、自分にとっては大きな後悔になるかもしれません。
感謝は感謝として持ちながら、自分のこれからは別のものとして考えたいと思っています。
後悔しないより、納得できる選択をしたい
どちらを選べば後悔しないのかは、今の時点では分かりません。
退職したあとに、
「もっと働いてもよかった」
と思うかもしれません。
会社に戻ったあとに、
「あのとき別の生活を試してみればよかった」
と思うかもしれません。
どちらを選んでも、後悔する可能性はあります。
だから最近は、
後悔しない選択を探すより、今の自分が納得できる選択をしたい
と思うようになりました。
会社に残れば得られる安心があります。
一方で、辞めなければ得られない時間もあります。
今のところ、気持ちは退職の方向です。
いろいろな人の意見も聞きながら、最後は自分で納得できる選択をしたい。
そして人生を振り返ったときに、
「本当はやってみたかったのに、何となくそのままにしてしまった」
という後悔だけは、できるだけ残したくないと思っています。


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