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54歳、20年ぶりに美容室へ。仕事ばかりだった私が少し自分を変えてみたくなった

54歳の男性が20年ぶりに美容室を訪れ、美容師に髪型やメガネを相談している漫画風イラスト 人生・家族

私は先日、20年ぶりくらいに美容室へ行ってきました。

これまで通っていたのは、いわゆる1,000円カットのような短時間で切ってもらうお店です。

シャンプーもなく、「いつもと同じくらいでお願いします」と伝えて切ってもらうだけ。

気がつけば、髪型も20年くらいほとんど変わっていませんでした。

でも、昔から髪型に興味がなかったわけではありません。

学生の頃は髪を染めたり、パーマをかけたりしていました。

20代の頃には髪を赤黒く染めたこともあります。

今振り返ると、若い頃はそれなりに髪型やおしゃれを楽しんでいました。

それが変わったのは、仕事が本当に楽しくなってきた頃からだったと思います。

仕事以外のことに興味がなくなっていった

仕事が面白くなり、どんどんのめり込むようになると、少しずつ仕事以外のことに興味を持たなくなっていきました。

髪型もその一つです。

「どういう髪型が似合うか」

「少し雰囲気を変えてみようか」

そんなことを考えることもなくなり、いつも同じように短く切るだけになりました。

髪が伸びたら切る。

それで十分でした。

仕事をするうえで困ることもありませんし、短時間で終わる1,000円カットはとても合理的です。

だから、その生活に特に不満もありませんでした。

そして、仕事以外のことにあまり関心を持たない状態は、一時的なものではなく、つい最近まで続いていました。

会社を休んで時間ができ、20年ぶりに髪型を変えたくなった

今は1か月間会社を休んでいます。

休むことになった経緯については、「適応障害と診断され、1か月休むことになりました」に書いています。

急に自由な時間が増えました。

そんな生活になって少しずつ、

「今までやってこなかったことをやってみようかな」

と思うようになりました。

その中の一つが髪型でした。

せっかく時間もあるのだから、久しぶりに美容室へ行って、少し髪型を変えてみようと思いました。

ただ、自分にどんな髪型が似合うのかはまったく分かりません。

そこでネットで、

「自分に合った髪型を提案してくれる美容室」

というような言葉でいろいろ検索しました。

せっかく行くなら、ただ短く切ってもらうのではなく、自分に似合う髪型を相談できるところがいい。

そう思って探して見つけたのが、今回の美容室です。

初めてのお店でしたが、実際に行ってみると想像していた通り、とてもいい美容室でした。

髪質や頭の形を見ながら提案してくれた

担当してくれた美容師さんは、とても気さくで楽しい方でした。

初めて会ったとは思えないくらいいろいろな話をしました。

もちろん髪型についても、

「こういう髪型が似合うと思います」

「この部分はこうした方がいいですね」

と、私の髪の毛の癖や頭の形を見ながらいろいろ提案してくれました。

これまでの1,000円カットでは、

「いつもと同じくらいで」

と伝えて終わりだったので、とても新鮮でした。

自分では分からないことをプロに見てもらい、

「あなたにはこういうものが似合いますよ」

と提案してもらうのは、思っていた以上に楽しいものです。

これからは、いろいろなことに挑戦してみたい

髪を切ってもらいながら、仕事の話にもなりました。

今は会社を休んでいて、これからの働き方について考えていること。

そして、これからは仕事以外にもいろいろなことをやってみたいと思っていること。

そんな話をしました。

すると美容師さんは、

「羨ましいです」

と言っていました。

私自身、以前ならこんな話を美容室ですることもなかったと思います。

仕事以外への興味が薄くなっていた頃は、

「髪が切れればそれでいい」

と思っていました。

でも今は少し違います。

ものすごくおしゃれになりたいわけではありません。

ただ、これからはもう少し自分の見た目にも気を使ってみたい。

今の自分に似合うものを探してみたい。

そんな気持ちが出てきています。

次はメガネを変えた方がいいらしい

話をしているうちに、今度はメガネの話になりました。

私が今かけているメガネには、ちょっとした経緯があります。

以前の私はフチなしのメガネをかけていました。

ところが会社の上司から、

「フチのあるメガネにした方が、雰囲気が柔らかくなるんじゃない?」

と言われたことがあります。

そこで素直にフチありのメガネを買いました。

そして上司に見せると、

「こういうんじゃないんだよ」

と笑われてしまいました。

自分としては、

「フチありって言ったじゃないか」

という感じです。

その話を美容師さんにしたところ、

「いや、メガネは変えましょう」

と言われました。

もっと違う形や、少しおしゃれなメガネの方が似合うそうです。

美容室へ髪を切りに来ただけなのに、いつの間にかメガネを変える話にまでなっていました。

でも、こういう話をしている時間がとても楽しかったです。

仕事以外のことにも、もう一度興味を持ってみる

20年ぶりに美容室へ行っただけです。

大きな出来事ではありません。

でも私にとっては、少し意味のあることだったように思います。

仕事が面白くなるにつれて、仕事以外のことに使う時間や意識が少しずつ減っていきました。

それはそれで充実した時間だったと思っています。

仕事に夢中になれたことを後悔しているわけでもありません。

ただ、今は少し状況が変わりました。

会社を休んでいて時間ができ、これまで仕事に向いていた意識が、少しずつ別のところにも向き始めています。

髪型を変えてみる。

メガネを変えてみる。

服装にも少し気を使ってみる。

行ったことのない場所へ行ってみる。

やったことのないことをやってみる。

20年ぶりに美容室へ行ったことは、ほんの小さな変化です。

でも今の私にとっては、仕事以外のことにも目を向けてみようと思えた、小さなきっかけになりました。

これからは、今までやってこなかったことも少しずつ試してみたい。

そんなことを思った一日でした。

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